heritage

六地蔵

川上/有形文化遺産

石柱に刻まれ地区を見守るように集落の小高い場所に安置された六地蔵

正保4年(1647)の造立で、川上地区では最古の石造物。

3段付基壇の上に六角柱の幢身を立て、中台と龕部を安置し、その上に笠と露盤宝珠を抱いています。龕部(がんぶ)は六角柱で、各面に、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道に対応する金剛願地蔵・金剛宝地蔵・金剛悲地蔵・金剛幢地蔵・放光王地蔵・預天賀地蔵をそれぞれの面に1体ずつ6体が浮彫りされており保存状態も良好。

稚児の姿で簡略化された彫刻になっていて、6仏がみな微笑みをたたえています。

今は、十三仏堂の裏に他の石仏と並び安置されています。